世界で活躍するあの人に学ぶ

有名人の英語ライフ

 
 
 
 
世界を舞台に活躍する有名人に英語との接点や習得方法をインタビュー。
チャレンジを続ける皆さんの熱い思いに触れれば、モチベーションもアップするはず!
水野 美紀さん
Miki Mizuno as an actress
女優
水野 美紀 さん

英語は「人と自分」
「外の世界と自分」とを繋いでくれるもの。

プロフィール
<プロフィール>
1974年生まれ。女優。1991年のデビュー以来、数多くのドラマや映画、舞台に出演。2012年にはインドネシア映画にも出演した。また、執筆活動やバッグのデザインなど幅広い分野で活躍している。2007年に自身の演劇ユニット「プロペラ犬」を旗揚げ。定期的に公演を行っている。
※インタビューは2012年2月に行ったものです。

徹底的に発音を学んだことが今も役に立っています

中学生の頃から英語が好きで、留学したいと思っていました。16歳で上京して仕事を始めたので留学の夢は叶わなかったのですが、当時の事務所の社長が英語の個人レッスンに通わせてくれたんです。先生は以前CNNのキャスターをしていたという経歴を持った方で、単語を一つひとつゆっくり発音してもらって口の動きを見ながら、本当に細かく徹底的に発音をチェックしてもらいました。それが今もとても役に立っていると思っています。

仕事の合間を縫って英会話学校に通っていました

英語を勉強したいと思って、大学は文学部英文学科に入学しました。大学では英会話の授業はあったのですが、「これじゃ足りない!」と思って、結局自分で英会話の学校を探して通うようになったんです。
当時新宿にあった英会話学校だったのですが、専門学校みたいな感じの本格的な学校で、朝の7時から夜の11時ぐらいまで毎日授業が開講されていました。お昼から仕事の時は午前中に行ったり、早く仕事が終わりそうな時は夜の授業を取ったりと、仕事のスケジュールが不規則でも通いやすかった点も良かったですね。

「別々に包んでください」が言えなかった悔しい思い出

仕事で初めて海外に行ったのは、タイだったと思います。まだ高校生で、現地の人とはお互いにカタコトの英語で話した記憶があります。その後、やはり高校生の頃にドラマの撮影で2週間ぐらいオーストラリアに行く機会がありました。フリーの時間にお土産を買いに行って、同じ物を2つ買ったのですが、それを別々にラッピングして欲しかったのに、「別々に」というのがどうしても伝えられなくて、すごく悔しかった思い出があります。 仕事ではハワイに長期間滞在する機会もあったのですが、その時もなかなか話せないもどかしさがあって、いつも海外から帰ってくるたびに「もっと話せるようになりたい!」と思いますね。

1つの作品を繰り返し見て、セリフを実際に話してみる

自宅での勉強法としては、高校生の頃は家にいる時にはずっとCNNやBBCなどのニュース番組を流してなるべく耳を慣らすようにしていましたが、今は空いた時間や移動中に、iPadの映画や海外ドラマの字幕アプリとか、英単語問題集のアプリを使うことが多いですね。
30分弱で1エピソード見ることができるので、『フレンズ』などの海外ドラマをよく見ています。1エピソードを字幕なし・英語字幕・日本語字幕で繰り返し見て、俳優さんのセリフに合わせて一緒に声に出したり、日本語字幕を見ながら頭の中で英語のセリフを作ったりしています。俳優さんに合わせてセリフを声に出してみると、頭で思っているより話すスピードが早いなと感じますね。

日本人俳優としてインドネシア映画に出演

インドネシアの映画に出演することになったのは、日本人のプロデューサーの方がこの映画のプロデューサーに引き合わせてくれたのがきっかけです。英語はそれなりにできますという前提で会ったのですが、後で聞いた話によると、英語の発音が良かったことが出演の決め手になったということでした。
台本を覚えるのは日本語で演技をする時と同じですが、英語のセリフは言い慣れていないので、体に染み込ませるというか、口から自然と出てくるところまで持っていくのが大変でしたね。現地に行く前に帰国子女の知り合いに時間を作ってもらって、発音のチェックをお願いするといった、今までの仕事にはなかった準備が必要でした。
セリフの中で、今まで一度も口にしたことのない単語を言うのは、口が慣れていないので特に難しかったですね。ある単語の発音を学んでも、文章の中にその単語が組み込まれると発音しない音が出てきたりするので、セリフとして繋げて発音してみると違う響きになることがある、ということにも気がつきました。

リハーサル期間に不安や疑問を解消

この映画に日本人として参加していたのは私1人で、スタッフにも日本語ができる人はいませんでした。
撮影前にプリプロダクションといって、1週間リハーサルの期間があったんです。監督はイギリスの方だったのですが、彼が脚本も手がけていたので、役について質問したり、説明を受けたりする期間があったことは演技をする上で、とても役に立ちましたね。言いたいことをまず日本語から英語に置き換えて話すことになってしまうので、細かいニュアンスを伝えるのが大変でしたが、他の俳優さんや監督とコミュニケーションが取れたのはとても良かったですし、不安や疑問を全部消化してから撮影に入ることができました。

普通の会話で使う単語をチェックしてもらいました

現場では常にiPadを持ち歩いて、共演者やスタッフと話している時に分からない言葉があったらすぐに調べるようにしていました。発音が不安な時は、共演のイギリス人の俳優さんに聞いてもらって確認するようにしていましたね。
iPadに入れていた、いつも使っている英単語問題集のアプリを見てもらって、ふだん使う言葉と使わない言葉を選別してもらったりもしました。外国人が日本語を学ぶためのテキストを見ていると「こんな言葉ふだん使わないよ」っていう言葉が出ていたりしますよね。それと同じで、英語圏の人から見たら日本の英語のテキストには今は使わない表現だったり、普通の会話では使わないものもたくさんあるみたいで、そういう言葉をチェックしてもらいました。

手軽に使えるtwitterでコミュニケーション

撮影を終えた時に思ったことは、「もっと英語を話したい!」でした。せっかく1カ月ここで過ごして、英語だけの生活で身についてきた感覚を失くしたくないし、英語を話したいというモチベーションをこれからも維持していきたい、海外に行く機会をもっと増やしたいと思いました。
今回の仕事で知り合った人たちとは、twitterやメールで今もやり取りをしています。特にtwitterは手軽に使うことができるし、既に知っている人たちだから、多少間違っていたり、通じにくい表現だったとしても分かってもらえるという安心感もあるので、割と大胆に、プレッシャーなく英語を使うことができていますね。

英語で話すこと自体に、演じている感覚がある

どこの国のお仕事でも、英語で話す役をやれる機会があればこれからも積極的にトライしたいと思っています。演技をしている時じゃなくても、英語を話しているというだけでふだんの自分と違うというか、どこか「英語を話す自分を演じている」ようなところがあるんです。英語で話している時の方が、オープンになって、自分の気持ちや主張をストレートに伝えることができているような気がします。ですから、英語で役を演じていると、二重に芝居をしているような、ちょっと不思議な感覚がありますね。

機会があったら積極的に外国に行って欲しい

若いうちから仕事を始めたので学生時代に留学することはできませんでしたが、今はまとまった時間ができたら海外に行くようにしていますし、できることなら年の半分ぐらいは海外で過ごせたら…とも思っています。
英語は人と自分をつないでくれるもの。いろんな外の世界と自分をつないでくれるものだと思います。現地に行って会話をすることで、日本での勉強だけでは学べないものが得られると思うので、皆さんも留学や旅行の機会があったら、どんどん積極的に外国に行って欲しいですね。

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